ジルオール〜インフィニット ツッコミ入りプレイ記録
※ちなみに女主人公の名前は「レイス」です。
※ツッコミ部分は赤色文字になってます。

プロローグ
ノーブルの大通り〜ノーブルを去るロストールにて猫屋敷まで


プロローグ■■■

ロストール王国。広大な大地、バイアシオン大陸の南側に領土を持つ大国であり、政治は、貴族により執り行われている。その領地のひとつに、ノーブルという町がある。今、このちっぽけな町は暴政に対する反乱の気運でつつまれていた。大いなる魂の物語は、ここから始まる……。

小さな広場。周囲には遠い昔の遺跡か、石の柱が円形に立ち並んでいる。
女主人公少し歩み、不意に下がる。柱の陰からならず者が。

「ちっ、相変わらずスキのねえ女だ。ボルボラ様がどうしても手下にしたがるのも道理だな。お前がいつもここから畑に行くんでここで待ち伏せてたのさ。ドンピシャだったな、へへ…。」

いちいち説明してくれる親切なならず者さん。
「代官ボルボラ様にたてつくレイス! 死んでもらうぜ!」
しかし、レイスによってあっけなく倒されるならず者。
「あわわ! ゆ、許してくれ! あの悪代官ボルボラの命令で仕方なく来ただけなんだ!」

仕方なくの割にはぜんぜんヤル気まんまんだったじゃないですかー。

「そ、そうだ! 俺もお前と一緒に悪代官ボルボラと戦うよ! あいつは悪い奴だ。そうだろ?」
いや、そうですけど、アンタとは嫌です!でも…
レイス剣をおさめる。立ち上がるならず者。

「ボルボラは重税をかけて私服を肥やし、ゴロツキや怪物を飼って逆らう奴を痛めつける…悪い奴だぜ!」
ゴロツキを飼って…実は自分のことよく分かってる???
「へへ…、俺も心を入れ替えるよ。だ、だから許してくれよ! な、な、レイス!?」
背後から別のならず者。
(へへ…、俺はオトリよ。後ろから仲間がねらっているとはよもや気がつくめえ。へへ…。)
短剣を抜く背後の男。その時別のおやじが現れ、一撃で男を倒す。
ちなみに彼はフリント。相変わらずタイミング良いです。
「こっそり後ろからねらうのはあまり感心しませんな。代官の配下の方」
え、あんたも今、こっそり背後からやっちゃってましたが…。
「ひっ、ひいい! お、おぼえてろよ!」
捨てゼリフを残し逃げ去ってゆくならず者。
「やれやれ、お仲間を置いていくとは薄情なお方だ。そう思われませんか?」
ええその通りですフリントさん。でもまさか倒れている人死んでませんよね???
「レイスさん…、悪代官ボルボラに立ち向かう者を率いる勇敢な少女。」
向き直るレイス。
「誤解を招くセリフでしたかな? 私はフリント。ただの旅の商人です。そう構えていただかなくて結構ですよ」
ただの旅の商人は間違っても背後からざっくりいかないと思います!
「少なくとも、あなたの目的の味方のつもりです。ご安心なさってください」
背を向けるレイス。そりゃ怪しいですもん。
「あなたたちの打倒ボルボラの活動が身を結ぶことを祈っていますよ」
一度だけ振り返り走り去るレイス。それを見送るフリント。
「レイス…。いい目をした少女だ…。反乱は予定より早く起こりそですな」

青い空になびくような白い雲。その空の下にある黄金色の畑に佇むレイス。背後から呼ぶ声。
「姉ちゃーん!」
駆け寄ってくる弟チャカ。
「…また父さんの遺してくれた畑を見ていたんだね」
小作人のはずですから、正式にはお父さんの畑ではないのでは…。←我ながらひどいツッコミです。
「ボルボラなんかに負けるもんか! 絶対、あいつの横暴から町を…父さんの畑を守ってやる!」
向き直るレイス。
「あ、そうだった! 仲間にノーブルの森で集まるよう伝えてきたよ。それから、頼まれてた元気の薬。渡しとくぜ、姉ちゃん!」
元気の薬十個手に入れた。良かったです。ここで回復アイテムを手にいれておかないと、本当に困ります。ありがとう、ありがとうチャカ!
その時、突然彼方から農場働きの男の声が。

「ああ、わしの畑がああ! あああ、誰か! 誰かあ!」
声のした方向を見る二人。
「また、ボルボラの手下だ!」
チャカを見つめうなずくレイス。
「うん、姉ちゃん! いこう!」
姉を置いて走り去るチャカ。えっ、あたしは置き去りですか? 待ってよ、チャカー!!!

画面変わってすぐ、小麦畑らしき所に農場働きの男がいる。

「ああ! ボルボラが、わしの畑をメチャメチャに…! 助けてくれ、レイス!」
確かに土手から中央にむかって踏み倒されている畑。ミステリーサークル状態。
そのサークルの中央手前、チャカが槍を構えている。

「やめろ!! ボルボラ!」
しかしボルボラが腕を横に払っただけで後ろに倒れるチャカ。弱すぎですよ!?
半身を起こすチャカをあざ笑うボルボラ。立ち上がったチャカの隣に駆けつけるレイス。

「くっ、またレイスとそのかわいくねえ弟か! 今日こそぶっ殺してやる!」
時代劇の悪代官そのものの恐ろしい顔つきのボルボラ。いかにもすぎです。
「けっ!! そのセリフ聞き飽きたぜ! いつになったら殺してくれるんだよ!」
「ゲヘヘ、今日だって言ったのが聞こえなかったのかア? オラ、来やがれ!」

えっ、ここで戦闘!?
現れたのは鈍い赤色をした巨大なナメクジのような怪物。剣を抜くレイス。
ボルボラ
「お前ら姉弟も他の奴らみたくおとなしくしてりゃ、こいつに食われずにすんだろうにな! これが俺に逆らう奴の末路って奴だ! 今度会うときゃ地獄だな!」
地獄ってことは、あなた自身も落ちるってことですよね???
ボルボラあばよ、レイス!」
襲いかかろうとする怪物。
チャカ
「くそっ ボルボラめ! こんな奴に食われてたまるか!」
「おい、女。助太刀してやる」
タイミングよくレムオン登場。どこに隠れていたんですか??? そして2回攻撃であっさり倒してしまうレムオン。
「やったぜ ボルボラご自慢の戦闘モンスターをやっつけたぜ!!」
レムオンがね!
「リベルダム製の戦闘モンスターか。なぜ、こんな所に…?」
つぶやくレムオンには気づかないのか喋り出すチャカ。
「ここの領主は大機族のリューガ家だ。ノーブルなんて小さな田舎町、貴族のボンクラ領主は見ちゃいない。」
何かを蹴り飛ばすチャカ。
「それをいいことに代官のボルボラはこの町でやりたい放題だ。重税をかけて私服を肥やし、そして貯めこんだ金であの戦闘モンスターを買ったんだ」
なぜかレイスの方を向くレムオン。もう愛が芽生えましたか!? 謎行動ですよ、ホント。
「だから誰も奴に逆らえなかったけど、その戦闘モンスターをやっつけた今、奴の天下も終わりさ!」
やっつけたのはレムオンですよ、チャカ。
姉の方を向くチャカ。

「このことを聞いたら、みんな、きっと喜ぶぜ! ボルボラを倒すのは今だってな!」
レイスとレムオン、同時にチャカを見る。
レムオン
「みんな?」
「あ!」
確かに知らない人の前でしゃべりすぎです、チャカ。
レムオンを向くチャカ。レイスに両手をふってよびかける。
「な、なあ、姉ちゃん! この人は腕も立つし、味方になってもらおうよ! ノーブルの森での会合にこの人も来てもらおうぜ」
首を振るレイス。当然です。彼女の方を向くレムオン。
「…女。だいたいの察しはついた。この地の代官を倒す相談か?」
女!? 女呼ばわりですか、レムオン様。ちょっとムカツクー!!!
「お前は反対のようだが、その会合、俺も出させてもらう。いいな、女?」
また女ってゆったー!
そしてその場から立ち去ろうとするレムオン。その背にチャカが言う。
「女、女って呼ぶな! 姉ちゃんにはちゃんとレイスって名がある!」
そうだ、言ってやれチャカ! ホント、たまにはいいこと言います。
振り返り、レイスを見るレムオン。少し手で呼びかけるような動作。
「それは失礼した、レイス。俺の名はレムオンだ」
この人の場合、本当に失礼と思っているのか、すごく謎です。
「ノーブルの森とは町の門を出てすぐの、あの森だな。では、門で落ち合おう。」
いきなり指導権を握るレムオン。
「じゃあ、しっかり用意して集合だ。ノーブルの森にはモンスターも出るしさ」
モンスター!? そりゃ、会合が見つかったらマズイのは分かります。でも、遠くはイヤー! 


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