ジルオール〜インフィニット ツッコミ入りプレイ記録 「覚醒阻止」
※ちなみに女主人公の名前は「レイス」です。
※ツッコミ部分は赤色文字になってます。

ツェラシェルの悪巧み覚醒阻止ロストール王宮にて


ロストール王宮にて■■■

ロストール王宮正門前にて。レイス呼び止められる。

時勢に詳しい王宮門衛
「あ、伯爵様。王妃様が謁見の間に来るようにとのことでした」
あーっ、もしかして! 攻略本チラ見プレイなのですが、歴史区分5はレムオン覚醒イベントに関わっている場合はそれを終わらすこととあります。てっきり、彼の寝室での一件で終わったと安心していた私。
違ってました。道理で歴史が進まないはずだよ。
小さくうなずくレイス。胸の前に手を当て、ビシッと敬礼?する王宮門衛。
「では、謁見の間までご案内いたします」

謁見の間には、王座に座った王と、隣の王妃の椅子の前に立つエリスが居る。下がった所にレムオンが立ち、彼の左斜め後方にレイスがいる。
進み出るエリス。深々と礼をする一同。そこへ扉の開く音がし、ゼネテスが入ってくる。一斉に彼を見るレイスとその他王宮の方々。レムオンだけは背を向けたまま。
レイスの右、さらに後ろで立ち止まるゼネテス。頭をかく仕草。
左側の王宮の人々が笑っている様子からすると、どうもゼネテス、遅刻したらしい。

だめじゃん!

エリス「今日、そなたたちを集めたのは、エリエナイ公、そなたに問いただしたいことがあったからだ」
ウハー、来たですよ。
「エリエナイ公レムオンよ。そなた、ダルケニスではないか?」
まわりくどい言い方はせず、直球勝負のエリス様。
周囲に流れていた典雅な音楽がイキナリ止む。静まりかえる謁見の間。
何か話し合う左側の方にいる方々。

首を軽く振るレムオン。

「…何をご冗談を」
エリス「我が手の者が、そなたが銀髪赤眼で血を求め、吼えておったところを見ておる」
さらに直球を投げてくるエリス様。
全て本当なだけにどう打ち返すのか、レムオン…。
再びざわめく両側の人々。
レムオンの2歩程度手前まで歩み寄るエリス。口もとに手をあて笑うような仕草。
ゼネテス
「…ダルケニスだったってことは、そりゃ、前の新月の晩のことだよな、叔母貴」
ゼネテスに向き直る両端の方々とレイス。
あれ、助け船が…。
エリス
「その通りだ」
ゼネテス「叔母貴の言う手の者ってのは、もしかして、ツェラシェルか?」
エリスの方を見る人々。
エリス「その通りだ」
頭をかくゼネテス。
「そいつは、変だな。俺はその時、そのツェラシェルと一緒だったんですよ」
ウソ八百が炸裂!
セルモノー「…その言葉に偽りはないか? ファーロス総司令。」
ゼネテス「千年樹に賭けて真実です、陛下。それにノーブル伯も一緒だったしな、レイス。」
こっちに振りますかー???
ゼネテスも、両脇の人々もレイスを見る。
うなずくレイス。
王に向き直るエリス。他の者もみな王の言葉を待つように彼女にならう。

セルモノー「そうか。ノーブル伯と総司令がそう申すなら、間違いあるまい。エリエナイ公もとんだ嫌疑であったな」
王様、あえてそう言いましたね。実はエリスが嫌いなのでは…。
レムオンの方を向くエリス。
レムオン
「…陛下、気分が悪いので、失礼いたします」
コラー!
身を翻し立ち去ろうとするレムオン。ゼネテスの隣まで来て、足を止める。
レムオン「恩を売る気か?」
ゼネテス「そんなんじゃねぇさ」
レムオン「後悔するぞ。俺はもう腹を決めているのだ」
この方のかたくなな心は、一体どうやったら溶けるのでしょうか。溶けたときには…もう…。
立ち去るレムオン。彼がその場から消えてから、王座から立ち上がるセルモノー王。
「もう用はないようだな。疲れた。下がらせてもらうぞ」
相変わらず従者もおらず、一人でてくてくと左へ消える王様。
王が消え、右手で振り払うような仕草をするエリス。
チッって言っているのかと最初思いました。
左側の人々、レイスがその場から立ち去る。右側の人物は「えっ、何?」と首を左右に大きく振ってから、立ち去る。遺されたエリスとゼネテス。エリス、今だ正面奥、王座を向いたまま。

人払いだったんですね、エリスさま。すみません。

首を振るエリス。

「…どういうつもりだ、ゼネテス。手負いの獣を野に放つのか? 危険すぎるぞ」
ごもっともです。
というか、エリス、最初から知っていた?

ゼネテス「叔母貴、ディンガル帝国の手がそこまで伸びてる。だから、反対派の巨頭を消そうと目論んだんだろうが…」
はあ、なるほど。ダルケニスネタは最後の切り札だったわけですね。そうですよね、あのエリスならレムオンの長〜い尻尾などすぐに捕まえてしまいそうです。ホント(泣)
ゼネテス「少なくとも種族間の不理解をネタに使うのは、俺は気に入らないぜ」
よく言ったー、ゼネテス! こんなにゼネテス、偏見の無いいい人なのに、どうしてレムオンってば、友ではなく、仇敵扱いですか? ああ同じ家に生まれていたら…。
それはそれで何か問題が起こりそうではありますが。
ゼネテスに背を向けたまま、口元に手を当て笑うエリス。
振り返るエリス。

「以後は、総司令の不興を買わぬよう肝に銘じよう。…だが、甘いな。これで、私とそなたは一歩、死に近づいたぞ」
うはー、当たってますよ、エリス様…。
「俺だって、死ぬのは決まってるさ。俺は叔母貴と心中できるなら本望だぜ」
決まってるってアナタ…。空中庭園では生きるのが好きだとか言ったのに、ここではこんな言葉を吐くなんて。実は何事にも動じず、でかい器な感じのゼネテスも、心の内では葛藤とかヘコんだりとかしてるんでしょうか。ある意味、この人、分かり辛い人ですよね。
レムオンが信じられないくらい分かり易いお人なだけに…。
首を細かく振るエリス。
「フフ、私はごめんこうむる。できるだけの手を打つだけだ」
そしてゼネテスに背を向けるエリス。

これでやっと歴史が進み、区分6へと入りました。信じられないくらい短かった6へと…。



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